【ブログ】声と耳
突然ですが、皆さんは普段からどれくらい心を込めて、人に挨拶したり、話しかけたりしていますか?
なんだか、小学生の道徳の授業みたい話なんですが、
僕自身、いま34歳になって、やっとこの重要性を理解して、
ようやく実践してみようと思えたところなので(遅っ!)
今日は、この「人の声」について、お話したいと思います。
まずは、いつもご紹介させて頂いている、日野先生の記事をご覧ください↓
「こころ」が相手に向っているのかどうか
「存在感のある人」
自分自身の「こころの共鳴」
いつもながら、日野先生の発信されるコンテンツは、
大変に奥深いですよね(#^^#)
実は、前回の記事でもご紹介した、僕の師匠も、
営業という道を極められていく中で、
この「声」の重要性を非常に説かれていました。
というのも営業というお仕事は、当たり前ですけど、
人に何らかの情報を伝えて、「欲しい!」と思ってもらえるように、
人の心を動かしていくお仕事です。
当然、「相手不在」で(←この言葉を、師匠は頻繁に使われます)
ただ説明を並べ立てているだけでは、相手の心は動きません。
一流の人は、そのセリフ一つひとつに自分の想いをのせていくことで、
はじめて相手の心を動かすことが出来ます。
ですので師匠は、その人の声を聴くだけで、
その人がどういうマインドで話をしているのかが、
わかるようになるんだそうです。
(どんな領域だよ・・・)
なんだか不思議な話なんですけど、
でも、自分自身もこれって失敗談としての経験がいくつかあるんですよね。
数年前、仕事や人間関係に本当に自信が持てなくなってしまい、
もう完全に戦意喪失しているような日々が続いていた時期がありました。
そんな時、たまたま会社の飲み会で幹事をやらなければいけないことがあって、
正直ほんと、嫌で嫌で、逃げたくてたまらなかったんですよね。
(今となっては、なんでたかが幹事くらいで...と思うんですけどねw)
そんなマインドの状態だったので、
もうほんとビックリするくらい、
飲み会中に自分がどんなに声を張り上げて指揮をとろうとしても、
周りは誰一人全く反応してくれなかったんですよ。
(10人くらいの少人数ですよ?)
で、なんとか聴いてもらわなきゃってことで、
ずーーーっと声を張り上げてたら、
隣の女性社員の方から「ねー、●●君、うるさいんだけど」
もうね、この時は本当に傷付きました。
まがいなりにも、大学では合気道部で主将をやらせてもらっていて、
大所帯で指揮をとった経験もあっただけに、
「こんなに人に自分の声って届かないんだ...」という事実に愕然としたのを
今でもハッキリ覚えています。
(そもそも、合気道部時代に、本当の意味でみんなを引っ張ってこれたのかと自問すると、決してそんなことは無かったと思います)
でも、今ではこの原因が何だったのかがわかります。
それは、自分のマインドが「その場から逃げ出したい」という気持ちだったからに
他ならないんですよね。
そもそも、人間が一番最初に機能するのは「耳」なんですって。
お母さんのお腹の中で、お母さんの呼びかけに胎児が反応するというのは、
有名なお話ですよね。
そして、人間が死ぬ直前、最後の最後まで機能しているのも「耳」なんだそうです。
もう一つ声に関するエピソードをお話すると、
ウチには飼っている猫がいるんですが、
妻のたっての希望で、
運よく知り合いのツテで1年ほど前から飼っているのですが、
もうね、これもビックリする位、
妻の「声」にこの子は反応するのに、
僕の「声」には全く反応しないんですよね(笑)
これも、
妻は猫のことを心から愛していて本気で声を届けているのと、
自分はなんとなーく話かけているのでは、
言葉の意味を理解できない動物の方が、
今相手がどういうマインドで話しかけているかが、
敏感にわかっちゃうみたいです。
考えてみればそりゃそーですよね。
僕たち人間より、動物の方がはるか昔から、
生きるか死ぬかの世界で生きてきていて、
この声は敵対している声なのか?
仲間が寄り添おうとしている声なのか?
声という情報だけを頼りに、
適切にコミュニケーションを取ってきてたんですからね。
もしかしたら、人間だけが、発達した便利な「言葉」のせいで、
そういった機微に、鈍感になってきてしまっているのかもしれません(-_-;)
挨拶一つとっても、なんとなーく惰性でしているのか、
心を込めて相手に届けようとしているのか、
それによって、自分の世界って大きく変わるんだなと思います。
最近自分が大変学ばせて頂いている、
こちらの方も感謝の気持ちを伝えることがいかに大切かを
動画で説かれています↓
こうやって考えてみると、
別に道場で稽古しているだけが修行の場ではなくて、
本当に日々の人との触れ合いの中だけでしか、
心って磨かれないだと思います。
自分もようやくスタートラインに立てたばかりなんで、
これからも磨いていけるように頑張っていきたいと思います!(^^)!
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