【ブログ】合気道はテクニックか?マインドか?


突然ですが、

僕には今、師匠がいます。


20代に厳しい営業の世界で

とんでもない成果を上げ、

そして、自分だけでなく、

多くのトップ営業マンを育て、

世に輩出されてきた方です。



その方とは、

たまたまのご縁で数年前から同じ会社で働くことになり、

そして、今では、仕事はその方とずっと

一緒にやる毎日を送っています。


改めてこうして記事に書くと、

こんなとんでもないお方と、

良く一緒にお仕事ができてるなと思うし、


こんな私のようなボケナスを

いつも必要としてくれていることが奇跡だし、

感謝しかないです。



さて、前置きが長くなりましたが、

その方が、営業マンを育てこられた際や、

今の仕事でも常々おっしゃってることがあります。



それが、

「マインドとテクニックは、どちらが大切か?」

という問いかけです。




たとえば、営業の研修などで師匠が参加者に

こうやって尋ねると、


必ず受講者からは、

「マインドだと思います」

という答えが返ってきます。



すると師匠は、

「僕もそう思います。それを信じてずっとやってきました」と言い、



続けて、

「でも、テクニックも同じくらい大切で…」



「例えば、どんなに想いがあっても公衆トイレの前でプロポーズされたら、せっかくの想いも台無しですよね」

(たしかに!!!)




そして、

「でも、同じテクニックを磨いてきた二人の役者がいたとして、一流と二流の差を分ける要因は、彼らが磨き上げてきたテクニックの先にあって、それは与えられたセリフに己の想いをどれだけ込められるかどうかにあるんですね」


と、常々おっしゃられるんですよね。





深い…


深すぎる…





実際、飛び込み営業をされていた時の成果を出すためのテクニックを聞くと、ドアをノックする回数やノックの角度・音の大きさから始まり、マンションを上から回る時は「下からご案内してまして」と言い、下に来たら「上からご案内してまして」と言って相手からネガが出てこないようにしていくなど、


目から鱗の匠な技が本当にいっぱいなんですが、


それでも師匠は、自分が日本一の成績を出された時を振り返ると、

成功の要因はマインドだったんだとおっしゃるわけです。






これは、合気道に携わってると、

とんでもなく通ずるなぁと思うことがあります。



例えば、

手をこう捻ると相手は痛がって倒れるとか、

この角度で技をかけると相手は倒れやすいとか、


合気道の技には、

人を制圧するための

色々な技のロジックがあるわけです。


当然ですけど、

みんなはそれを極めるために色んなことを学んでいくわけなんですけど、


でも達人クラスになるほどに、

相手と対面した時に、

「自分がどういうマインドでいられるのか?」


そこに行き着いてくんですよね。




日野先生も常々、

武道は関係性とおっしゃっていますし、

武禅塾や関係塾のセミナーも

定期的に開催されています。

(このセミナーいつか参加したいんだよなー)


一つ言えるのは、

営業も武道も共通していることとして、


人と人が対峙する


ということなんですよね。





自分の持っているマインドによって、相手も呼応していく



なんだかスピリチュアルでありきたりな話だし、

ここだけ切り取ればとんでもなく胡散臭いフレーズなんですけども、


でも、本当なんだと思います。




エヴァンゲリオンのATフィールドじゃないですけど、

人に対する執着や恨み、恐れや悲しみは誰しもが持っていて、

当たり前ですけど、僕にだってある。


でも、それが何かのきっかけで溶けていった時の、

緊張が溶けていった時のあのリラックスした不思議な感覚って、

なんとも言えないですよね。


どこにも力みが無い状態というか。


皆さんも例えば、誰かと喧嘩していがみ合っていたのち、

なんだかんだで仲直りした時のあの安心感って、とてもホッとして、

心がじんわりと温かくなり、

その人と一体になった感じがしますよね。




手塚治虫のブッダで、

ブッダが悟りを開くシーンでも言ってますが、

本来、人や生命はみな繋がっていて、

宇宙全体で見れば、一つの生命体なのかもしれないですよね。



確かに、これは真理だと思います。


でも、だからと言って、

人と人は、

毎日いつも一体感を持って生きていけるかと言えば、

そんな単純なものではなく、


生まれも人種も状況も考え方も違う中で、

日々いろんなことがあって、

むしろ、いがみ合ったり、威張ったり欲張ったり、

いじめたり、いじめられてしまったり、、、

戦争で殺しあったり...


という方が人間て多いのかもしれません。



もちろん、人をいじめたり殺すのは、

自分は大反対です。


でも、それがいつの世も起きて、

無くならないということは、


誰の心にもそういった側面はあって、

それとどう上手く付き合っていくのか、

しか無いと思うんですよね。



なので、自分は声高らかに、「人にはいつも親切にしましょう!」とか、

そんな大それたことは言わないんですけど(笑)



でも、自分の無理のない範囲で、

困ってる人がもし目の前にいたら、

すっと、何も考えずに身体が自然に動くような、


そんな人間になりたいです。




なんだか、テキトーな会って言ってるのに、

今回の記事はちょっと終わり方がしんみりしてしまったなぁ...



色々ふざけてますが、根は真面目ということで!(←自分で言うなw)


おしまい